富士宮市西町の家
富士宮市西町の工事が始まりました。
今回は埋蔵文化財の調査という、普段の着手前とは少し異なった手順が必要となりました。
通常更地の状態で最初に行うのは地盤調査で、
建物の基礎を支える地盤の状態をチェックする目的で行われます。
その後調査の結果次第で地盤改良の必要が無いと判明すれば基礎工事となるのですが、
今回は基礎工事の前に埋蔵文化財の調査も行われました。
建築前の役所とのやり取りで、建築地が埋蔵文化財包蔵地の範囲ギリギリに入っていることが
判っており、着手前に調査を行なうとの通達がありました。
地面に1mほどの穴を掘り古い地層まで調べて行く作業で、自分も初めて立ち会ったので
興味深い経験でした。
埋蔵文化財センターの方に「この辺りは縄文時代の地層、ここは弥生時代」等と実際の地層を
見ながら教えて頂き、改めて私たちの暮らしている地面の下に歴史が息づいていることを
感じました。
結局予定通り工事可能とのお墨付きを頂き、一安心となりました。
この後は建物工事の前に隣地境界の擁壁新設工事を行ない、いよいよ基礎工事着手となります。
富士店 葉田